ブンタウはベトナム ホーチミンから南東95キロ 南部の半島にある港湾都市で、バリアブンタウ省の旧省都です。かつてフランス植民地時代に栄えた町で、現在は外国企業にとっては石油掘削で有名なエリアですが、ホーチミン人にとっては土日や休日に気軽に行ける海辺のリゾート地として人気があり、ホーチミン市から高速船で訪れる旅行者で賑わっています。
活気に満ちた長い砂浜にはフロントビーチやパイナップル ビーチといった4つのビーチエリアが広がっています。この浜辺沿いには緑が生い茂るスモール マウンテンがそびえ、その背景にはビッグ マウンテンが佇みます。
ベトナム最大の観光地であり、商業都市として知られているホーチミンですが、市内に海がないのは少し残念なところ。南国パラダイスに憧れてホーチミンに来た旅行者は、ここで紹介する「ブンタウ」へホーチミン在住日本人からも「ベトナムの熱海」などと称されており、素朴な海の町で1泊して、仕事のストレスを発散することができる場所として観光してみてはいかがでしょうか。
近年は現地日系旅行会社が日帰りツアーをはじめたコトで、日本人旅行者にもじわじわと知られてきている観光地です。
旅行者にとっては「ベトナムのローカルビーチを楽しむ」という点においては非常におすすめ。まだまだ発展の途中にある東南アジアのベトナムならではの田舎風情を、旅を通して満喫することができるはずです。
ビーチエリアのその中でも最大の賑わいをみせているのがバックビーチ。町の中心に広がるビーチスポットです。その他フロントビーチやパイナップルビーチといったビーチスポットもあるのですが、こちらは人の気配がほとんどなく、また岩場が多かったり釣りをしている現地人がいるので、海水浴にはあまりおすすめしません。
バックビーチは乾季のシーズン(1月から5月)は毎日海水浴客で賑わっています。砂浜が見えないくらいパラソルが咲き乱れ、日が暮れるまでその活気は続きます。ブンタウの海は遠浅なので、多少遠くまで泳いでも足が付く深さが特徴。
ただし、大変な人込みなので、子供連れの方は見失わないようにしてください。
また、ブンタウのようなローカルビーチでは、ベトナム人は服を着たまま海に入るのが普通。水着を持ってきていないのであれば、彼らに倣うのもいいでしょう。でも、海の家で普通に売られてます。
◎ ホーチミンからブンタウまでの移動方法
ブンタウへの主な移動手段は下記のとおりです。
1. バス
2. 高速船
3. ツアーバス(orリムジンバス)
1. バスで行く方法
通常、旅行者がブンタウに行く際は、バスを利用するのが一般的。所要時間は約2時間~2時間半。バスはミエンドンバスターミナルからローカルバスで行く方法と、旅行者向けのツアーバスで行く方法があります。
ミエンドンバスターミナルからは複数のバス会社がブンタウ行きを運行していますが、ワゴンタイプやミニバスといった小さな車に載せられる場合があり、旅慣れていない旅行者にとってはかなり体力が要ります。
ミエンドンバスターミナルは、どこにあるかというと、ホーチミン中心部から北東へ約6km行ったところにあり、ここへ行くために、9月23日公園バスターミナルからローカルバスに乗る必要があって微妙に面倒です。
長距離バスでも横になれるタイプだと楽かもしれません。
おすすめはデタム通りにオフィスを構えている「フンチャン(Phuong Trang)」バス会社。オレンジ色の車体が目印で、全国の主要観光エリアを網羅している長距離バスです。他のバス会社と比べると何よりも快適。空調もしっかりしている点が魅力です。
住所:272-274 De Tham St. Dist.1.Ho Chi Minh
運賃:95,000ドン(約450円)~
※子供料金も同じ
2. 高速船で行く方法
バスは本数が多いため便利ですが、船旅の人気も健在です。
GreenLinesというボートがBach Dang(バックダン)乗船場から出ております。
時間は2時間45分ほど。週末は売り切れるほど混み合います。
ボートのメリットは、以下のとおりです。
・バスよりも快適な乗り心地、トイレあり
・家族やグループで固まって移動する事ができる
・ホーチミン中心部のドンコイ通り付近から出発、ブンタウ中心部で下船
高速船はホーチミン1区のバクダン埠頭から毎日就航しています。ドンコイ通りから歩いて行ける距離です。ホーチミンからブンタウまでの所要時間は約2時間。バスで行くよりも近いですが、その日の天候によっては大分揺れることもあります。
年々船内設備は充実してきて、無料WiFiや売店、トイレなども利用できるようになりました。船旅を体験してみたいという方は、一度利用してみるのもいいかもしれません。
住所:10b Đường Tôn Đức Thắng, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh
出航時間:
ホーチミン→ブンタウ:平日8:00/10:00/12:00/14:00
土日祝8:00/9:00/10:00/12:00/14:00/16:00
ブンタウ→ホーチミン:平日10:00/12:00/14:00/16:00
土日祝10:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00
料金:大人199,000ドン(約1,000円)、子供100,000ドン(約500円) 6歳未満は無料です。
※ 土日や休暇時期になるとこれより高くなったり、時期によってはプロモーションでこれより安くなったりすることも。
ボートの乗り場、チケット販売所はこちらです。
GreenLines DP(Bach Dang乗船場とも呼ばれています。)
住所: 10b Đường Tôn Đức Thắng, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh
ホーチミンからブンタウまでは高速船かバスの移動手段が考えられます。高速船は約2時間程度で行くことができますが、かなり揺れるのが難点。バスはツアーバス(orリムジンバス)とローカルバスがあり、ベトナムが初めての方はツアーバス(orリムジンバス)が、快適&スムーズでおすすめです。
3. ツアーバス(orリムジンバス)で行く方法
リムジンバスとは、ハイエースなどのコミューターバスを豪華なインテリアで広々とした9人乗りの座席に改造したVIP車のことです。また片道を1台をチャーターして100USDですので人数で割ると思いのほか安く利用できます。
また、一般的なコミューターバス(16人乗り)は、座席が硬く利用者が密着して座るので居心地は悪くなります。ただ片道90,000ドン(450円)と安く移動することができます。
休憩は、ドンナイ省のパーキングエリアで10分ほど休憩ができます。出発して1時間後くらいにパーキングエリアに到着します。夜遅い時間帯の移動だとパーキングエリアが営業していない場合があるためノンストップでブンタウまで行く場合があります。
リムジンバス会社はいくつかありますが、今回は大手3社それぞれのリムジンバスの乗り方をご紹介します。どの会社も基本的なシステムは同じですが、乗る場所が異なります。
Toan Thang(トァン タン)http://toanthangcar.com/
3社の中で一番人気が高いリムジンバス会社。
ホーチミンのバス乗り場の受付スタッフは英語対応しており、運転手はみな紳士で、シートベルトをし安全運転を心がけています。一部の運転手は英語を話せます。
Hoa Mai(ホア マイ)http://hoamaicar.com/
人気のあるリムジンバス会社ですが、事前に予約しても予約されていなかったり、運転が荒いなどサービスが悪く評価を下げてきています。
英語対応はしていません。
Huy Hoang(フイ ホアン)https://huyhoanglimousine.net/
タンソンニャット国際空港とブンタウを結ぶリムジンバス会社。空港だけでなく、ホーチミン1区にも運行しています。
空港間は、外国人の利用も多く、運転手が英語を話せる場合が多いです。
外国人には一番おすすめかと思います。ただ電話予約時はベトナム語必須。
◎現地のツアー会社に相談してみるのも手ですよ。多少の料金の違いはあるでしょうが…自分等が泊まるホテルまで迎えに来てくれる予約が出来たり、日本語で解決するのとちゃんと対応(時間的に…)してもらえるコトにこしたコトはありません。
※ 現地ツアー会社 (日本語がOkな現地ツアー会社)
・TNK&APTトラベルJAPAN
【住所】209 De Tham St.Dist.1. Ho Chi Minh
【営業時間】7:00-20:00
【料金】
【定休日】無休
・スケッチトラベル
【住所】11 Huynh Tinh Cua St., Ward 8, Dist. 3, Ho Chi Minh
【営業時間】月-金 9:00-18:00 / 土 9:00-12:00
【料金】
【定休日】日祝休み
・ウェンディーツアー
【住所】12F Havana Building,132 Ham Nghi street, District 1, Ho Chi Minh
【営業時間】月-金 9:00-18:00 / 土 9:00-17:00
【料金】
【定休日】日祝休み
・H.I.S ホーチミン支店
【住所】M Floor, Bao Viet Financial Center Tower, 233 Dong Khoi Street, Ben Nghe Ward, Dist 1
【営業時間】9:00-18:00
【料金】
【定休日】無休
※外国人は日本人ほど時間に几帳面ではない。
※海外でのサービスは有料です。日本では無料みたいな考えで嫌いですが…
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